森の芸術祭 晴れの国・岡山|真庭/蒜山エリアの作品を紹介

真庭蒜山アイキャッチ アート

先日、岡山県で開催されている「森の芸術祭 晴れの国・岡山に行ってきました!
(「森の芸術祭」の概要については最後にまとめております)

この記事では全ての会場のうち、真庭(まにわ)/蒜山(ひるぜん)エリアについてご紹介してまいります。

けんぞう
作品数があまりないので、観光スポットとか食事の写真も入ってます‥‥
真庭/蒜山エリア トップ画像

真庭(勝山町並み保存地区)エリア

真庭市(まにわし)は、岡山県の北中部の鳥取県との県境に位置し、勝山町を含む9町村が合併して誕生した県下最大の面積を持つ市である。

出雲街道の宿場町・城下町として栄えた勝山町は、土蔵、白壁・格子窓を持つ古い町並みが残ることから、「町並み保存地区」に指定されています。
ノスタルジーを感じさせる風情のある建物に加え、古民家、蔵などをリノベーションした工房、カフェ、ギャラリーなどが軒を連ねています。

勝山町並み保存地区の夕景
勝山町並み保存地区の夕景。

真庭市勝山町のおしゃれな井戸
真庭市勝山町のおしゃれな鶴瓶。干支にちなんでるっぽい!

妹島和世【あしあと】H17

妹島和世 Kazuyo Sejima

真庭市出身の父を持つ建築家。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府Y-GSA教授、ウィーン応用芸術大学教授、ミラノ工科大学教授、大阪芸術大学客員教授、日本女子大学客員教授を務める。プリツカー賞、日本建築学会賞、日本建築大賞他多数受賞。個人の活動に加え、建築ユニット「SANAA」を西沢立衛と共同で運営する。

Wikipedia、真庭観光WEB より抜粋、一部改変

妹島和世【あしあと】H17-1

妹島和世【あしあと】H17-2妹島和世【あしあと】H17

けんぞう
すみだ北斎美術館も妹島和世氏が手掛けた建築!行ってみたいのよね~

蒜山(ひるぜん)エリア  GREENable HIRUZEN

蒜山(ひるぜん)とは、岡山県の真庭市北部から鳥取県にまたがり位置する火山で中蒜山、上蒜山、下蒜山の3つの峰を中心とする。蒜山地域の一部は大山隠岐国立公園の国立公園地域となっている。

蒜山地域の南側には蒜山高原が広がっており、日本最大のジャージー牛の飼育場となっている。さらにアクティビティとして、ハイキングコースや、キャンプ場、サイクリングロードが整備されている蒜山および蒜山高原一帯は、岡山県下では倉敷美観地区や後楽園・岡山城と並ぶ屈指の観光地となっている。

ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク
ヒルゼン高原センター・ジョイフルパーク。GREENable HIRUZENの向かいにあります。

GREENable HIRUZEN

建築家の隈研吾氏が設計監修した施設。
サステナブルをテーマとしたビジターセンター・ショップ、真庭市蒜山ミュージアム、レンタサイクルと観光案内、CLTパビリオン『風の葉』により構成されています。

CLTパビリオン『風の葉』CLTパビリオン『風の葉』。CLTとはクロス・ラミネーティッド・ティンバー(直行集成板)の略で、繊維方向が直交するよう.に3層以上に接着したパネルのことです。サステナブル素材として注目が集まっており、隈研吾氏の建築でもよく使用されています。

CLTパビリオン『風の葉』2
CLTの大手銘建工業が真庭市にはあり、岡山市はCLTの国内最大生産地ということだそうです。

川内倫子【無題】H16-c

川内 倫子 Rinko Kawauchi

作品は柔らかい光と色調を特徴とし、生命の神秘、輝き、儚さ、そして力強さを一貫して撮り続けている。抑制のきいた抒情的なそのスタイルは、日常の、仔細でミクロなものを捉えながらその一瞬が永遠に繋がるように「崇高化」する。

本芸術祭のため、川内は2023年から複数回にわたり岡山県を訪れ、真庭市蒜山の山焼きや北房のホタル、新庄村の不動滝、岡山市のはだか祭りなどを撮り下ろした。

主な受賞歴に、2022年第27回木村伊兵衛賞、2023年ソニーワールドフォトグラフィーアワードのOutstanding Contribution to Photographyなど。作品の主な収蔵先にサンフランシスコ近代美術館、東京都写真美術館、豊田市美術館、サンパウロ近代美術館など。

会場パネルより抜粋、一部改変

川内倫1 川内倫2 川内倫3 川内倫4 川内倫子5

川内倫子 【無題】

東 勝吉 H16-a

東 勝吉  Katsukichi Higashi

10代から木こりとしての人生を歩み、引退後に老人ホームで暮らす中で83歳から本格的に絵筆を握り始める。新聞や雑誌に掲載された風景写真を参考にしながら、99歳で亡くなるまでの16年間に、水彩画100余点を制作。湯布院を中心とした山岳風景や田園風景を題材とし、長年の林業経験に基づく独自の視点で自然を捉えた表現が特徴的である。

会場パネルより抜粋、一部改変

東 勝吉 H16-a-1

東 勝吉 H16-a-2
東 勝吉 H16-a

東山詩織【Formation Chart】【Boundary line】【Dimensions】H16-b

東山 詩織 Shioti Higashiyama

2016年、東京藝術大学美術研究科博士課程を修了。主に紙に色鉛筆や水彩絵の具で描いた絵画作品を制作。蚤の市やオークションで収集した古い手紙や日記など、個人の生活や営みなどが作品制作の起点になっている。作品の多くは画面全体がいくつものセルに分割され、それぞれ樹木や草花、テントなどが細やかな筆致で繰り返し描かれる。各セルには異なるパースが設定されることで、異なるパースペクティブが混在する重層的な風景を形成するとともに、多様な存在が共存している状況そのものを象徴している。

緑、青、茶色などの色を基本に展開される画面はシステマティックに緑(森)と都会の諸要素を組み合わせていくパズルのような楽しさと知的な遊びがある。三角形の展示室が連なっている変化のある会場空間の構成と呼応するとともに、個々人の境界や、自然と人間の境界のように、内的外的のどちらにも影響し変化する曖昧な領域のあり方について問いかける。

会場パネルより抜粋、一部改変

東山詩織【Formation Chart】1

東山詩織【Formation Chart】2
東山詩織【Formation Chart】

上田義彦【Materia Water】H16-d

上田 義彦 Yoshihiko Ueda

写真家。主な仕事としてサントリーのウーロン茶、無印良品、資生堂、Canonの広告などの写真を担当。また2021年より映画「椿の庭」にて映画監督としても活動。ネイティブ・アメリカンの神聖な森・クウィノルトを撮影した「Quinault」や、そこから派生して屋久島、春日大社の原生林を加えた三つの太古の森の姿をカメラに収めた「FOREST 印象と記憶 1989-2017」を発表している。

今回は岡山県の北東にある若杉天然林と人工林の2種類の森林を撮影。天然林では木々が自由に生い茂り、木漏れ日が辺りを照らす。人工林では木々は規則正しく並び、間伐によってぽっかりと空いた土地には直接光が差し込む。前者が生命の根源に近い森であるのに対し、後者には「山へと入る際に自身を迎え入れてくれるような木があった」と山田が語るように、人の営みと森林との共存の痕跡を見ることができる。

会場パネルより抜粋、一部改変

上田義彦【Materia Water】
上田義彦【Materia Water】

「森の芸術祭 晴れの国・岡山」概要について

けんぞう

鋭意作成中…

 

レポートは以上です!
他にもいろんな展示会のグッズを紹介しているので見てください~