ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 東京都美術館の感想と、混雑を避ける鑑賞方法!

ゴッホ展ルート アート

先日、東京は上野公園内にある東京都美術館「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」を鑑賞してきました。

この展覧会は、日本でも非常に人気の高いフィンセント・ファン・ゴッホの作品を中心として、ゴッホの美術的評価の向上に貢献したコレクター、ヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクションを展示する注目度の高い展覧会です!

けんぞう
みんな昔はヴィンセント・ヴァン・ゴッホって言ってなかった!?

この記事では、展覧会の感想や見どころとともに、混雑具合オススメの鑑賞方法、東京都美術館の上手な回り方をまとめました。

けんぞう
別記事ではグッズやカフェなどのコラボメニューの実食レポートも!

私が訪れたのは、満を持しての開催スタート2日目にして3連休の中日、かつネットでの予約をしていないという混雑必至の状況ながらも「意地でもゴッホの名作を堪能したる!」という思いで鑑賞に挑みましたので、その時の模様と共に混雑が予想される展覧会の鑑賞のコツなどもお伝えできればと思っております。

この展覧会は巡回展示となっており、東京会場が終わると来年の2022年4月に至るまで福岡市美術館、名古屋市美術館でも展示が行われます。
そちらで鑑賞予定の方にも参考にしてもらえればと思います。

ゴッホ展開場待ち

けんぞう
開場30分前に待機していた作者けんぞう!その驚愕の理由とは…記事内で明らかに!

(理由:事前予約が取れなかったから不安になって早く並んでいた)

「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」について

「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」概要

「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」とは、屈指のゴッホ作品コレクターであるヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクションを所蔵するクレラー=ミュラー美術館、ならびにゴッホの弟夫妻のコレクションからなるファン・ゴッホ美術館の多数の作品を紹介する巡回コレクション展です。

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

本展覧会は、今日もクレラー=ミュラー美術館に収蔵されるこのヘレーネのコレクションに焦点を当てます。ファン・ゴッホの初期から晩年までの画業をたどる油彩画28点と素描・版画20点のほか、ミレーからモンドリアンに至る近代絵画の展開を概観できるヘレーネの類まれなコレクションをご紹介します。

さらに、ファン・ゴッホの弟テオ、その妻ヨーが引き継いだコレクションを核とするファン・ゴッホ美術館から、ファン・ゴッホの油彩画4点が特別に出品されます。 

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 図録 主催者ごあいさつより抜粋 (強調けんぞう)

「ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 」の会期と巡回場所、各会場のリンク

kenzo
各美術館のゴッホ展ページに飛びますヨ

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 東京会場 混雑とチケット情報

 

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 混雑対策、オススメ日時

わたしは美術館の来場は「平日」「閉館前1時間30分~2時間」、あるいはあべのハルカス美術館、Bunkamuraのような都心部や商業施設内にある美術館は特に、「平日」の「開館直後」が一番色々な条件に左右されず鑑賞を楽しめるのではないかと考えています。

加えて巡回展のような全国的に注目度が高い展覧会、誰もが知ってるビッグネームの作家とか「初来日!」系は特に混雑度が爆上がりするので、混雑対策として上記の時間帯は必ず意識すべきかと!しかし今回諸事情により開催スタートの三連休中日に来場という暴挙に出てしまいました。

けんぞう
ゴッホ展はこないだも見に行ったなあ…とナメてた正直!!

オンラインでチケットが買えませんでした!事前購入についての注意点!

混雑を避けるためには、オンラインや、チケットショップなどで、前もってチケットの入手をしておくことが大切です。

最近感染症対策などの必要性も考慮してオンラインでの事前予約を採用する展覧会が増えてきているため、私も事前予約を良く行っておりましたが、前日くらいに予約をすることが出来ていたので、今回も9月18日(開催日!)に翌日の予約を取ろうとサイトにアクセスしました…ちなみに大阪には22日に帰る予定。

9月18日の予約可能状況

画面を見た瞬間サア~ッと血の気が引きましたね~^^
まあ私の絶望はさておき直近の予約サイトを確認してみます。

11月11日の予約可能状況

いま確認すると予約サイトには「原則としてご来場日の21日前より随時予約可能となります。」と書いてありますが、直近で何日前にチケットが取れるかは分かりません!

しかし人気の展覧会は「3日後くらいまでなら平日でも全滅、土日なら再来週くらいでもキビシイ
くらいの気持ちで予定を立てておく必要があると改めて痛感致しました!

直近の情報はこちらの公式サイトから↓
チケットについて|ゴッホ展─響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

 

予約が取れなくても気合と根性と祈る気持ちで開館待ち!

予約が取れていなくても、当日分の受付枠はあるので、あきらめず行ってみましょう!ミスが出来ない&混雑恐怖症の私は会場30分前から到着して待機。

スタバで開場待ち
世界一「映え」てないスタバの写真。東京都美術館の入り口に一番近いベンチに座って人が来ないか張る作戦。上野での美術館開場待ちでちょいちょいやってます。

東京都美術館の基本情報とアクセス

東京都美術館

住所:〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36
JR上野駅から徒歩約10分
TEL : 03-3823-6921

開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)
※特別展開催中の金曜日:9:30~20:00

休館日 : 第1・3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)

東京都美術館の上手な鑑賞の極意は、エレベーターの活用にあり!

ゴッホ展ルートロビー階の入り口からエスカレーターを使用して矢印の順に進んでエスカレーターで1Fへ、また同様に2Fへ…という順路を通りますが、エレベーターで行き来が可能です!

極端に言えば、開館と共にロビーからすぐエレベーターで2Fに行けば、展示場後半に置かれた「目玉」作品を静かに鑑賞するチャンスがありますね^^

東京都美術館の鑑賞については、こちらの記事も参考にしてください!

ゴッホ展2021 作品と感想

ここでは実際に鑑賞した作品と感想の一部を紹介いたします。


《グリュシー村のはずれ》1854年 ジャン=フランソワ・ミレー《グリュシー村のはずれ》1854年 ジャン=フランソワ・ミレー 
ミレーの生地であるグリュシー村を描いた作品。初見では、なんか魔法使いが緑の煙モクモクあげとるんかなと思いました。


ルドン キュプロクス《キュプロクス》1914年ころ オディロン・ルドン
目玉を描きまくることで有名なルドン。20年前に初めて小田急ルドン展で大量の目玉を見て興奮したのは良い思い出です。

けんぞう
展示場のソファで花見の時の写真をみて喋りだしたおばちゃまたちに「それは虎屋でやってこいっ!」ってドロップキックしたくなったのも今では良い思い出…


《青い花瓶の花》1887年 フィンセント・ファン・ゴッホ
《青い花瓶の花》1887年 フィンセント・ファン・ゴッホ
印象派周辺の画家が一度は通る点描をゴッホも使用している珍しい作品。でも花瓶と活けられた花々のパッキリした発色が気持ち良いコントラスト。スーラ、シニャックの手によるものをはじめとした点描の作品も多数展示されています!!

 

《サン=レミの療養院の庭》1889年 フィンセント・ファン・ゴッホ《サン=レミの療養院の庭》1889年 フィンセント・ファン・ゴッホ
ノストラダムス生誕の地としても知られるサン=レミにある療養院に入ったゴッホが描いた作品。このイラストっぽい輪郭線が気持ち良い。ラクガキング寺田克也氏のイラストも連想する私。


《悲しむ老人(「永遠の門にて」)》1890年 フィンセント・ファン・ゴッホ《悲しむ老人(「永遠の門にて」)》1890年 フィンセント・ファン・ゴッホ
19世紀には「嘆き悲しむ人」をテーマにするのが流行ったそうです。これを夫に贈られたヘレーネがどれだけ喜んだかが作品の横で解説されていて、ギャン泣きの老人とのギャップがなんともユーモラス。

《黄色い家(通り)》1888年 フィンセント・ファン・ゴッホ
《黄色い家(通り)》1888年 フィンセント・ファン・ゴッホ
奥にあるオープンカフェは今も営業中。いきた~い。アルルには跳ね橋も円形闘技場もローマ水道橋もあるみたい。いきた~いな。

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセントのグッズとコラボ企画

ゴッホ展のグッズとコラボ企画については、こちらのページにまとめております!

ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント 感想と混雑具合のまとめ

最後に、ゴッホ展ー響きあう魂 ヘレーネとフィンセント の記事についてまとめます。

  • 美術館で混雑を避けるには朝一の入場がおすすめです。スムーズな入場のためには、オンラインチケットを購入して、スマホ画面を登録すると便利です。
  • 超人気の今回の展覧会!ウェブ予約は平日なら1週間前、週末なら3週間前くらいには埋まるから気を付けて!!
  • 東京都美術館は、フロアが3階に分かれていて行き来が自由!ぜひエレベーターも有効活用しましょう!
  • ゴッホのみならず、有名画家の作品が目白押し!作品リストもゲットして、効率よく鑑賞しましょう^^
  • 貴重なコレクションが見れる巡回展!ぜひ近くの美術館で珠玉の作品に触れて下さい!